ブラック企業ばかりで働いてきた管理人です。
ブラック企業が労働環境としては悪いことばかりにもかかわらず、私はブラック企業で働くことが悪いことだとは思っていません。何故ならそこで得た経験は貴重だと思っているから。はっきり言ってそういった会社での労働や転職の経験がなければ今このブログを書くことも出来なかったでしょう。そういった意味人生に無駄な経験は無いのかなと思います。
無駄な経験がないからと言って他人に進めるのはどうなのか。私自身はブラック企業を若い人におすすめしたいと思いますがおすすめできない理由もあります。つまり人によって向き不向きがあるということです。
上場企業の社長がいったい若い頃どのような仕事をしていたでしょうか。彼らが成功して作った企業もまたブラック企業であると言えます笑
しかしその上場企業の社長が働いていた会社は間違いなくブラック企業だと思います。ブラック企業で学んで企業を立ち上げた人は多いわけです。そう考えるとブラック企業をおすすめするのがなくはないと思えてきますよね?
それではブラック企業はどのような人に向いていてどのような人には向いていないのでしょうか。これから就活をするに当たりブラック企業は避けなければならないのか、ご自身の性格をよく知り考えてみて下さい。
ブラック企業はこんな人におすすめ
日本企業は年功序列的で出世もなかなか出来ません。
「出来ないやつの下で働きたくねー」
こんなことを思っている人はいませんか?絶対いますよね。生きてきた経験から人に従うのが嫌な人は一定数います。そういう人でも完全に従わないというわけにはなかなか行きません。そこで同納得するのかと言うと、
自分より実力がある
ということなわけです。実力がないのに粋がっているだけでは中高生と変わりませんよね。それはさすがに通用しません。
自分より実力がある人には従う、これが完全な実力主義の価値観でしょう。こうした実力主義は年功序列的な組織、官僚的な組織では採用されません。あなたがどんなに業績をあげようと大した昇給はなく10分の1100分の1しか働いていない人と同列に扱われますよ。
こんな環境で働きたくないという人が、世の中に風潮に影響されてブラック企業は駄目だ、福利厚生が良い会社が良いという価値観に従って職探しをしたっていい転職が出来るはずがありませんよ。
つまり、ブラック企業は実力主義的なので年功序列的な会社に耐えられない人にはおすすめだということです。
自分がブラック企業向きの性格なのかを知りたい方は次の記事を読んでみて下さい。
早く出世したい、稼ぎたい
私が見てきたたくさんの会社で若い人が幹部をやっているのは間違いなくブラック企業的な会社でした。やはり年功序列的な組織ではさえなそうなおじさんが役員をやっていたりしますね。一方ブラック企業は見るからにやり手そうな若い人が幹部をやっているケースが多々有りました。これは私が3度の転職の際にそれぞれ数十社の会社訪問をしてきた経験からわかったことです。
一番はじめの会社は不動産会社では30代後半の人が役員についていました。完全なベンチャー企業でしたが今では東証2部に上場しておりそれなりの大企業となっています。
当時幹部だった人たちは今40代でしょうがこの年代で企業幹部になれるのはサラリーマンとしては成功だと言えるでしょう。
早く出世したい、稼ぎたいと思うならまだ成長初期の有望な会社に入ってブラック労働に耐えて競争に勝ち抜いたほうが成功する可能性は高いと思います。年功序列的の会社に入ったら50代まで幹部にはなれませんよ。
営業が得意
サラリーマンとして実績がもっとも出やすいのが営業職です。営業職なら学歴など一切関係なく人間力だけで勝負できます。結果ほとんど営業は学歴や派閥などほぼ関係ない実力だけの勝負なっています。営業職は数字を上げることが全てであるためいくら課長だの支店長だのと言っても自分が達成していなければ偉そうなことは言えませんよ。ちなみに私は新入社員にもかかわらず証券会社で毎月達成していたので同期の出来ないやつに電話を取らせていました笑
今その会社の執行役員をやっている人は私が入社した時に研修をしてくれた人です。トップセールスの人ですね。魅力がある人でした。もし証券マンをやっていたら私もその人の派閥でしょうからそこそこ出世していたかもしれませんけどね笑
営業が出来る方ブラック労働がおすすめです。営業という時点でどこだろが100%ブラックですよ笑
ここまで読んで自分なら出世できる、勝負に勝ち抜けると思う方は是非ブラック企業にチャレンジして下さい。その際ポイントは営業のように実績がはっきり出る仕事をすることです。そうでないと散々ブラック労働をした挙げ句派閥政治に負けて出世できないという事になりかねませんからね。
ブラック企業がおすすめでない人
一方ブラック企業がおすすめできないのはお金も出世もいらないけど楽に余裕のある人生を送りたい方です。例えば、仕事だけの人生より趣味を大切にしたい人はブラック企業は耐えられないでしょう。年功序列で30万円以上もらっている知人がいましたが給料は増えても限定的でしょう。社会の仕組みが変わったら一気に倒産する可能性もあります。そうなったらリスキーだと思いますが、実力をつけずに楽な会社で働くというのも一つの選択です。
毎日のようにプレッシャーをかけられる生活に耐えられない人はブラック企業には行かない方が無難です。ブラック企業の役員なんてストレスで体をすり減らして体を壊しかけているような人も多いですからね。
出世や稼ぎよりも余暇が重要
休日には趣味のアウトドアに打ち込みたい。17時まで働いてそれ以降は趣味の音楽に費やしたい。こんなことが実現できるのはハードに仕事をしない年功序列的制度の会社だけです。
大成功する見込みは0ですが有意義な人生をおくれる可能性もあります。余暇を重視する人はブラック企業は辞めておきましょう。
安定的な企業にも欠点はある
問題は今安定していても老後も安定しているとは限らないということです。今から20年30年後に環境が激変していてその企業が存続できないということは十分ありえます。そうなった時に実力主義の会社で働いていればさまざまなスキルがついていて潰しも効きますが、年功序列的の会社で働いていたら転職で語れるエピーソードなどほぼ無いでしょう。
そのようなリスクはありますが、ブラック企業で病気になったり、精神的なダメージを負ったりするリスクはほとんどないので競争に勝てそうもないと思う方は安定した企業がおすすめです。
まとめ:ブラック企業は実力主義を好む人に向いている
ブラック企業が世間から批判されていますがそれを鵜呑みにして安定した会社に入ると後悔する人も多いハズ。あまり世論に惑わされず自分に必要だと思ったらブラック企業にあえて飛び込んでみるのもおすすめです。
年功序列的な会社でなんか違うなとか思いつつ10年も過ごしてしまったとしたらそれからブラック企業に挑戦するのはかなりきついと思いますよ。
できれば新卒や20代のうちにブラック企業に挑戦しましょう。
就職や転職をする前に
就職や転職をする前にあなたはもっと自分のことを知る必要があるのではないでしょうか。
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