社会に出て色々な人を見てきてわかったことがある。それは人には心理を読み、相手の腹を探るタイプとそんなことはせず行動するタイプがいるということだ。
この、人の心理を読むというのを文化系というのがふさわしいかどうかいまいち自信がありません。しかし一方のスポーツマンというのはぴったり当てはまると思います。優等生タイプのスポーツマンは腹を読んだりセず行動的に振る舞う傾向があります。
私はスポーツをやっていましたがこの場合のスポーツマンには当てはまりません。相手の心理を読み腹を探るタイプです。文化家の部活をやったことはありませんが…。私が営業マンとして色々な人を見て思ったのは大きく分けてこの2つのタイプが居るということです。相手が何を考えているかなどわからないタイプ、それがスポーツマンです。スポーツマンタイプの人は腹を探るようなことをしない代わりに直感に優れている場合が多い気がします。
この2つのタイプについても認識しておいたほうが就職・転職に役立つと思います。
スポーツマンタイプの対比として腹を探るタイプにうまく当てはまる言葉がなかったので文化系タイプとします。文化系タイプが常に腹を探るタイプとは言えないかもしれませんが、比較的心理を読むタイプの人が多そうなイメージです笑
文化系タイプの特徴
文化系タイプの特徴は行動するよりじっといる方が得意なところ。
あまり考えずに相手とコミュニケーションを取るよりは距離をとって相手のことをじっくりと観察し心理を読んでから付き合おうとします。まず相手が信用できる人間か見極めるわけです。
さらに、文化系タイプの方にとっては相手が自分と合うタイプかも重要です。思い出してみて下さい文化系タイプの方が似た者同士で固まっていませんか?わざわざ自分と合いそうもない人とは付き合いたくないのがこの文化系タイプの特徴です。
相手の腹を読む
文化系タイプの人間にとってはコミュニケーションを取る前に相手がどのような人間か知ることが重要です。そのため相手の腹を探るような行動を取ることが多いです。相手がどのような人間か知りどういう話が好きそうかわかった上で話し始めるわけです。
私は営業マンでしたが完全にこのタイプです。まずは相手の警戒を解き、同時に相手がどのような人なのか探りを入れていきます。それでこの人に対してははこういうふうに話せばいいとわかってからより深い関係を構築するんですね。ただ、文化系の人はそもそも人間関係を構築するのが面倒だったりするので構築しないかもしれませんが。私は営業だからやっただけですしね。
個人プレイが得意
文化系の場合人と関わる仕事でもそうでない場合でも個人プレイが得意です。もくもくと一人で作業し続けることはたいてい得意ですし孤独もそれほど苦にはなりません。むしろ気が合わな人と無理に一緒に働き続けるほうが疲れてしまいます。
学生時代にもよく文化系の人は気の合う少人数でまとまっていませんでしたか?
集団行動より個人プレイが得意なのも文化系の特徴です。
飲み会が苦手
私もそうですが飲み会が苦痛でしょうがないです。全然面白光ありませんしお酒も飲めません笑
文化系の人間は酒が入ったからと言って自分をさらけ出すほど甘くありません。なんとなく酔った勢いで自分をさらけ出そうという雰囲気が苦手なんですよね。
自分語りに近くなっていますが文化系の人は大抵飲み会は苦手だと思います。
調査をする
行き当たりばったりよりも綿密に調査をしたりデータを集めてから行動する人が多いです。何事も相手を知ることからというわけですね。文化系の人間は自分の内面を見つめているようなタイプが多いので、相手を理解する時もより深く理解しようとする傾向があるようです。また仕事を行う面でも体当たりではなくデータ収集や事前調査をするのも文化系人間の特徴でしょう。
体育会系タイプ(スポーツマン)の特徴
体育会系(スポーツマン)タイプの特徴はフットワークが軽いところ。行動力がありいろいろな人に声をかけるのも得意です。集団行動が得意な反面集団を離れた時の個人的なつながりは薄いかもしれません。
1対1で関係を深めるのは意外と苦手なのではないでしょうか。
体当たり
何をやるにもまずはぶつかってみるということで根性で乗り切るのが特徴です。実際ものごとはやっていくうちにわかることもあるのでこういうやり方でもうまくいく場合もあります。あまり考えずとりあえず根性で乗り切るというタイプは昔の日本のサラリーマンには多かったのではないでしょうか。
ガッツ
仕事をしていると長時間働いたりきつい場面もありますが、ガッツで乗り切ることが出来るのも体育会系の特徴かもしれません。私も徹夜をしたりする会社で働いたことがありますが体育会系が多かった気がします。
ただ実際にガッツが必要な環境に置かれれば文化系も体育会系も関係なくガッツを発揮しますけどね。
根性論
体育会系の会社にいると根性論がまかり通っている印象があります。
私の営業の先輩にも根性だけで営業している人がいましたね。かなりのまじめですが同じやり方は到底出来ないと思いました。
別の言葉で言えばストレス耐性が高いとも言えるかもしれません。
ノミニケーションが得意
体育会系の方が集団で飲んだりする場が得意な人が多いです。
体育会系ののりの職場の方が飲み会でのコミュニケーションは多いと言えるでしょう。渡しの場合は証券会社にいた時は飲み会にがしょっちゅうありましたね。
営業に見る文化系と体育会系の違い
私が営業をしていて気がついたのは文化系の人間と体育会系の人間のスタイルの違いです。営業マンと言うと体育会系の方が向いていると思いがちですが居合とそうでもありません。おとなしくて内気なタイプのほうがたいてい伸びますよ。一見コミュニケーションが苦手そうな文化系の方が営業ができるのは何故なのか。そこで文化系タイプの人間と体育会系タイプの人間でそのように違うのかを書いてみます。
心理戦
営業は心理戦の要素があります。
相手の腹を読み心理を探りながら会話を誘導し思いのままに結論を出させるような芸当ができるのは文化系の人間です。
1対1のコミュニケーションが得意な文化系の人は相手のことを深く理解することが出来ます。このことが体育会系との決定的な違いです。まず深く理解するということがのちのちの営業に大きく関わってきます。理解し共感する。これが出来るのが文化系の特徴です。
長期戦
一方ものすごい長期に渡って訪問を繰り返しある時信頼してもらえるということは営業ではよくあります。私も経験がありますが、この手のやり方を得意としているのはたいてい体育会系の人です。私は心理戦で速攻で決めるタイプでしたのでこんな手は使いたくありませんね。体育会系の人は相手のことを理解し、共感して人間関係をつくるより信じられないほど何度も顔を出していつの間にか相手がファンになってしまうという営業スタイルが向いています。
私の見る限りどちらのタイプの営業で成績を上げていたのでどちらが有利ということは言えません。しかし、営業で重要となる理解と共感を意図的に生み出せる文化系の方が1対1の対面営業では有利になる場合が多いと思います。ただし、日本の営業は良い成績を出してもまともな給料は支払われませんので結果的に長期に渡って粘れる体育会系の人が残っている場合が多い気がしますね。
社風に出る文化系と体育会系の違い~合わない社風はかなりつらい
複数の会社にいた私に言わせれば社風が合わない会社にいるのはかなりつらいことです。私が入った1社目の会社はかなりの体育会系で朝から「詰める」ことから始まるような会社でしたがこれくらいなら慣れればなれるものです。しかし一番つらかったのは給料が低い代わりに安定していてあまりやる気がないような雰囲気の会社です。どこかは言えませんが不動産系の管理会社ですね。もうこの会社にいる時は無意味と希望のない将来でうんざりした日々でした。
またよく聞くのはSEの会社で全く挨拶やコミュニケーションがないといったことですね。これはこれで辛いと思います。
転職者からのアドバイスですが社風はよく見極めたほうがいいです。自分がどのような社風に合うのか合わないのか。あまりいいたくないですが人材系某社の営業マン(女性)で顔面神経症のようになっていた方を見てそうとうやばい社風なんだろうなと思ってしまいました。
あまりにも合わない社風の会社に入るとそれだけで精神やられてしまうかもしれませんよ。
軍隊的な組織が好きなのか個人を重視した組織のほうがいいのか。自分の性格も含めよく考えてから就職・転職活動をするようにして下さい。
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