自分は金儲けがしたい(稼ぎたい)のか安定したいのか
就職・転職活動の自己分析

自分は金儲けがしたい(稼ぎたい)のか安定したいのか【就活・転職前の自己分析】

転職活動で外せない視点は給料(稼ぎやすさ)と安定性に関することです。

多くの方がハマる思考はこのどちらも求めることです。

安定して稼ぎたい

実はこれ、ほぼ無理です。誰がやっても同じような結果出る官僚的な組織形態の会社ではあまり稼げないようになってます。一方安定せず、昇降格も激しく人の出入りが激しい会社では結果次第で稼げる会社も多いです。

ほぼすべての人は矛盾した価値観を両方持っているのに気がついていません。自分はどちらの価値観が強いと考えていながらその反対の価値観を捨てられないのです。

転職でははっきりとした価値観で望むことが成功に繋がります。自分がどちらの考えで行くのかしっかり決めておきましょう。

とにかく稼ぎたい人が注意すべきこと

とにかく稼ぎたい人が受け入れるべきことは「稼げる職場にはリスクがある」ということ。例えば私が務めていた某企業(上場小売業)では管理職に上がった人がちょっとしたきっかけでスタッフレベルまで降格されることがあります。最悪ですよね。私は降格されたことはありませんが降格されたらやめようと思っていました。もともと独立志向なので降格されてまで会社にしがみつきたくありません。しかしこの考えはおそらく間違えで降格されたらやめてしまうくらいなら本来この会社に入るべきでなかったのだと思います。

その代わり、入社してすぐ30万円台前半から半ば前後の給料をもらっていました。まあまあ多いほうですよね。この会社では出世するスピードはかなり早かったですが降格していく人は見事な落下速度で降格していきます。稼げる会社はリスクが非常に大きいということです。

いつまで稼げるかわからない

引き続き私の務めていた会社を例にしますがその仕事はかなりハードな仕事で体力も使います。そのため50代60代になって続けられるとは思えませんでした。つまり若い時に稼げたとしてもそれが将来まで続くかわかりません。なかには1000万円稼いでいる人もいたようですが体はボロボロ何じゃないかと思います。今思えばやめてよかったと思います。

福利厚生が手厚くない

入社した後から気づいたんですあ(我ながらアホですが)その会社、退職金がないんですよね。まあ私の場合はある程度で辞めるつもりでしたので別に良かったんですがそれを考慮するとあまり給料は高くないと思います。

入社する前にそういうことを調べないと長く努めようと思っている場合は偉いことになりますので注意が必要です。

自分のモチベーションがいつまで保てるか

若い頃はすごいセールスマンだったのにある時期に心がポキっと折れてしまい、今までのように働けなくなった人を何人も見ています。はっきり言って私もその一人です。今では組織のために営業するなんてアホらしくなってしまい、再び営業職に戻ったとしても華々しい成績を上げることは不可能でしょう。

このようにいくら稼げる会社であってもハードすぎてモチベーションが保てない可能性も考えておいたほうがいいです。

それでもとにかく稼ぎたいのか

どんなことを言われても、どんなに不利できつくても自分はやっぱりとにかく稼ぎたいのか考えてみて下さい。もしあなたがそれでもとにかく稼ぎたいのだと言う場合実力主義や実績主義の会社に行くべきです。例えば売上を5000万円上げたら1000万円の給料がもらえるとか決まっているところが望ましいと思います。究極はそれです。

稼ぎたいをつきつめていくと実績主義にたどり着きますからサラリーマンとしてのリスクは最大化します。つまり稼げるかわかりませんし一時稼げたとしてもいずれ稼げなくなる可能性もあります。

とにかく安定したい人が注意すべきこと

とにかく安定しているのがいい方は「リスクがなくなるわけではないこと」に注意する必要があります。安定した会社が将来も生き残る会社とは限らないということです。よくある話で10年前は1流企業だった会社があっという間に泥舟化してしまい40代50代になってリストラされたりしたくない転職をするハメになることです。安定性を求める人ほど長期的視野に欠けている傾向があります。自分の会社が将来まで安定だと決めつけずに転職市場の動きにアンテナを張っておくのがいいでしょう。

例えば私の知人が年功序列の半公務員的な会社に就職しました。彼は楽な仕事で月給は30万円から40万円くらいはもらっているみたいでした。聞いた時は条件良すぎだと思ったほどです。しかし、一度この会社が傾いたり潰れてしまえばその会社での職歴はほとんど役に立たないだろうということです。

キャリアアップ出来ないリスク

安定した会社であればあるほど「仕事を任せられない」傾向が強いです。つまり良い経験が積めない可能性が高い。それはその会社にいる分には(皆同じなので)リスクはありませんが、いざ会社を出る時には全く強みにならない可能性があります。

潰しの利かない年齢で転職することになった場合のリスク

転職は若い世代のほうが需要が強いです。30代までなら雇う会社も多いでしょう。しかし40代50代となってくるとかなり厳しくなります。その年代で転職に成功しているのはある程度人と違った経験を積んでいる人です。年功序列のお役所仕事をやってきて40代50代で転職しようとしても別に企業はその人を取る理由はなく若い人を選べばいいからです。特殊な能力や実績がなければないほど「誰でもいい」存在になってしまいます。

安定した会社に務めるといざとなった時のリスクは最大化するかも知れません。

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