小さい子供が数人集まって遊びだすとおもちゃを分け合って仲良く遊ぶ子もいれば、欲しいものは相手が泣いていてもぶんどって好きなように遊ぶ子がいますね。
とても小さい頃から協調性に関する能力は決定されているように見えます。
少なくとも先天的には遺伝子レベルで協調的な人間と独断的な人間が分かれているに違いありません。
しかし人間は必ずしも先天的な素質のみで決まるわけではありません。成長するとともに人と協力する意味を理解したり独断的な行動が帰って害をもたらすと気づき人並み以上に協調的になる人もいると思います。実際私自身も小学校低学年と高学年で人格が変わる人を見てきました。低学年の時はお転婆だった女の子がいきなりしおらしくなったりしますよね。
幼少期のある時期に協調性や人との関わり方のスタンスに影響を及ぼす何かがあるに違いありません。しかし、協調性を求められる環境にあっても誰しもがそのように成長するわけではありません。より孤独に、独断的な傾向を持つ人もいます。はっきり言っておきますが、私は独断的な人間です。
協調性が尊ばれる世の中ですが、実は協調性ばかりが必要とされるわけではありません。独断は時にリーダーに求められるものであり、孤独な決断こそが必要な時もあるのです。
あなたが就職や転職をするに当たりこの協調的か独断的かという性質を理解しておくことは自分を知るために重要だと考えます。
まずは言葉の意味について見ていきましょう。
協調的と独断的きょう ちょうけふてう [0] 【協調】
( 名 ) スル
① 力を合わせて事をなすこと。
② 利害の対立するものが、力を合わせて事にあたること。 「労使-」 「国際-」(Weblio辞書)
これに対する対義語は独断だ決まっているわけではありませんが仕事をするに当たり協調的の反対となる性質は独断的であると判断しています。
どく だん [0] 【独断】
( 名 ) スル
① 他人の考えを聞かずに、自分一人の考えだけで物事を決めること。また、その判断。ひとりぎめ。 「 -と偏見」 「 -で行う」 「一心紛然として情義の間に迷ひ-すること能はず/花柳春話 純一郎」
② 調査・研究などで、自分独自の考えだけを正しいものとし、客観性を欠く結論になること。 「 -に陥る」(Weblio辞書)
きょう ちょうけふてう [0] 【協調】
( 名 ) スル
① 力を合わせて事をなすこと。
② 利害の対立するものが、力を合わせて事にあたること。 「労使-」 「国際-」(Weblio辞書)
これに対する対義語は独断だ決まっているわけではありませんが仕事をするに当たり協調的の反対となる性質は独断的であると判断しています。
どく だん [0] 【独断】
( 名 ) スル
① 他人の考えを聞かずに、自分一人の考えだけで物事を決めること。また、その判断。ひとりぎめ。 「 -と偏見」 「 -で行う」 「一心紛然として情義の間に迷ひ-すること能はず/花柳春話 純一郎」
② 調査・研究などで、自分独自の考えだけを正しいものとし、客観性を欠く結論になること。 「 -に陥る」(Weblio辞書)
ここに書いている通り協調的とは利害が一致するか否かにかかわらず協力して事をなす人たちのことをいいます。逆に独断的とは自分ひとりの考えを押し通すタイプの人をいいます。時に客観性を書き説得力のない行動になることもあるかもしれません。
協調的な人の特徴
協調的な人は自分の意見を通すよりも人の意見を聞くことが得意です。チームで力を合わせて成果を出すのが得意で個人プレイでは力を発揮できない人もいます。集団では集団のルールや雰囲気が大事なので自分をあまり出さずにいられる人が向いているでしょう。
成果についても自分の仕事を評価されるよりもチームとしての成果を評価されることに喜びを感じるはずです。
悪い意味では、我が弱いとも言えます。自己主張をあまりせず、判断力は弱いと言えるでしょう。
独断的な人の特徴
独断的な人は人の意見を聞くより自分の意見を通すことのほうが大事です。チームプレイよりも個人で結果を出すのが得意です。集団の論理に従うより自分を出したくなるのいが特徴で、成果を出したら個人として評価されないと我慢できません。
悪く言えば、我が強いとも言えるでしょう。
自己主張が強く、判断力は強いと言えます。
協調的と独断的という特徴はきっぱり分かれるわけではない
協調性というのは社会からある程度強いられている部分もあります。子供の頃協調性がなかった子が幼少期に社会性を獲得するのか、あるいは我慢を覚えたのかわかりませんが、チームを組んでいても皆が協調的であるというわけではないことは明らかです。
つまり、表面的には協調しているように見えても陰では不満だということもありうるのです。むしろその場合のほうが多いでしょう。ある人は一人では行動も結果も出せないにもかかわらず評価だけは自分個人でして欲しいと考えていたりします。
またある人は、本当は意見を言いたいのに我慢しているとか、集団の方針をバカバカしく思っているのに口に出さないという場合もあります。また協調する側から見ればそのように言えますが、独断する(判断する)側の立場から見れば優柔不断で意見がない。使い物にならない。何をやりたいかわからないと思われているかもしれません。
このようにチームには協調的と独断的が様々に自分を隠しつつ混ざりあうように存在しています。