人間の常。世の中で起きていることのほとんどは繰り返しです。
株式市場だってそうでしょう。いつも多くの人は相場の頂点でポジションをロングにしてしまうのです。相場の頂点では多くの人が買いに回るから相場は上昇するのです。しかし天井は常に天井でしかありません。その後は急落に向かうわけです。
これと似たようなことが転職市場でも繰り返されています
それは、就職したい企業の人気ランキングです。ソニー、東芝、シャープ昔人気ランキングの上位だった企業は今どうなったか…。中には完全に泥舟化してしまった企業もありますね。何故そうなったか。
天井だったからです。
日本人の多くは自分で物事を判断しようとしません。その時にみんながいいと思っている方向に同調するわけです。その結果常に天井で掴んでしまいその後は急落することになるのです。会社でも同じです。
そうして、タイトル通り内定=天井でその後はずるずる下がっていくだけの人生となるわけです。
ちなみに私はエリート高出身です。今は全く道を外してしまっていますが…。
就職に人気ランキングの企業に殺到する学生の愚かさ
こんなこともわからずに大企業なら安泰と人気ランキング上位の企業に殺到するのが日本の学生の常です。
私が学生時代も皆そういう企業に応募していたわけです。なかにはトヨタに受かった人も。今では疎遠になってしまいましたが彼は入社してまもなくやる気が無くなってしまいもう窓際族でいいと言い出す始末。またシャープに就職していた友人にも以前会いましたが死ぬほど暗い顔をしていましたね。今度遊ぼうなんて話をしていましたが結局会いませんでした。
彼らが就職した当時はそれらの企業は最高潮だったでしょう。特にシャープなんて株価が1単位200万円超えていた時もありましたからね。(空売りしました笑)
しかし多くの人気企業はその後斜陽化してしまうわけです。今でもトヨタは悪くないでしょうが、泥舟化してしまった会社の就職した人はどうなったのか。また我々の大学は公認会計士とか弁護士になるやつも普通にいる大学でしたので最年少で公認会計士、弁護士に受かったという級友が二人いましたが、今では弁護士もイソ弁になれずにアルバイトと両立するという時代になっていしまいました。先日読んだ記事によるとその新人弁護士は弁護士業務で100万円を稼ぎ、アルバイトで150万円を稼いだだそうです笑
需要もないのにロースクールなどを作ってしまったつけが来たのでしょう。これも需要と供給の結果でしか無いのです。もっとも需要が多かったものが数年後数十年後には全く需要がなくなってしまうということが理解できたでしょうか。
2019年就職希望企業ランキング
まさに隔世の感があります。1位の日本航空なんて私が就職した頃は潰れかかって必至で増資して金をかき集めていたんですよ。まさに泥舟そのものでした。それが今は一位になっています。試しに2000年の人気企業ランキングを見てみましょう。
(男子大学生の就職人気企業ランキングを振り返る(1976年~2005年))
これを見るとソニーが1位になっていますね。しかしソニーは今や泥舟化してしまって何の企業だかよくわかりません。未だに11位に入っているのは選んでいる人達がアホだからでしょう笑
中にはサントリーのような安定した企業もありますがNHKのように批判のまととなっている企業もありますね。NHKの存在意義はあるのか私にはわかりません。(ないでしょうね)
また昔も今もですがNTTとかJRとかになぜ入りたいと思うんでしょうね。もはや単なるお役所状態です。松下電器産業(panasonic)なんか100位圏外ですよ…。理系で3位だったホンダも上位グループの傘下入りも取り沙汰されるようになってしまいました。人気企業に入ったかと思ったら40代で子会社になってしまうかもしれません。
たった20年もしないうちにこのように変わってしまうのです。20過ぎで新卒で人気企業に入った人の一部は40代になった今圏外に飛んでしまったのです。一番実入りがいい年齢になって時流を外れた企業でいつリストラされるか怯えるような人生を送りたいですか?
大企業ですら安泰かわからない時代
2019年の人気企業が20年後どうなっているかわかりませんが例えば東日本旅客鉄道は空飛ぶ自動車に置き換わってしまい電車などなくなっているかもしれませんよ。トヨタにしても全世界の高齢化で20年後には世界で今の日本のように車を乗らなくなってしまうかもしれません。一時期はスマホ全盛でパソコンは廃れると思われていたようですが再びパソコンに回帰しているようにも見えます。すでに私は数年前からスマホは使っていませんが20年後にスマホがスタンダートだとは限りませんよ。私は20歳の時にはテレビを見ないと宣言してテレビを買ったことすら一度もないのです。今ではテレビを持たない人もかなり増えてきました。
フェイスブックなど私は使いませんし(ビジネスアカウントすらやめてしまいました)、ツイッターも飽きてしまってもうおざなりにしか使っていません。特にフェイスブックなんて真面目に使っている人日本ではあまりいないのでは?未来永劫強いSNSとは思えませんね。
先のことは全くわからないような時代ですがわかっていることは過去の人気企業の半数は今では落ちぶれてしまったということです。もっと大きなサイクルで見ればずっと優良企業のように見えるサントリーなどもこれからだめになっていくかもしれませんしどうなるか全然わかりません。
愚者は経験に学び賢者は歴史に学ぶと言います。
愚者である学生は目先の評判だけを見てランキング上位の企業を選ぶわけです。あなたが賢者なら今の人気企業ランキングは天井の証拠にほかならないとして本当に将来性のある企業を自分の目で探しめるはずです。
それがわかったなら人気企業への就職などやめてしまって本当にやりたいことや将来性のある業界を自分自身で見つけましょう。
またすでに「天井企業」をスっ高値で掴んでしまった人はすぐにでも転職を考え始めるのもいいでしょう。ブランド企業へ就職している事自体は転職市場で有利に働きます。何故なら企業もミーハーだからです笑
しかし落ちぶれてから転職しようとしても難しいですよ。今一度自分のキャリアを見つめ直して見るべきではないでしょうか。
転職するなら転職サイト一つと、転職エージェントを複数登録しておくことをおすすめいたします。私が過去に使ったおすすめの転職エージェントは下記のとおりです。
転職エージェントは総合型大手転職エージェントと特化型転職エージェントに分かれる
転職エージェントを選ぶ前にエージェント各社はその強みや特色で大きく2種類に分かれると知っておくべきです。総合型の大手はその名の通りあらゆる分野においてある程度の情報力を持ちます。逆に特化型の転職エージェントは規模は小さいながらある分野に置いては大手に負けない情報量を持つわけです。この違いを理解していないと見当違いの転職エージェントに訪問して無駄な時間を費やすハメになる可能性もありますのでよく理解しておいて下さい。
おすすめの総合型転職エージェント(大手)

マイナビエージェント
マイナビエージェントは幅広い分野の求人を扱っている大手総合転職エージェントです。
公式サイトによれば業種別求人率(看護師・薬剤師を除く)は、
- IT・通信系33.6%
- メーカー系25.7%
- サービス・マスコミ系8.0%
- 金融コンサルティング系7.7%
- 流通・小売・専門店系9.5%
- 商社系2.5%
- 不動産・建設系5.8%
- その他7.1%
となっています。
職種別求人率(看護師・薬剤師を除く)は以下のようになっています。
- IT・インターネット・通信19.3%
- 機械・電子、電子・素材8.7%
- 医薬・医療機器・バイオ9.2%
- 流通・消費財・アパレル・フード1.3%
- 不動産・建設2.4%
- 金融・コンサルティング3.1%
- クリエイティブ系5.0%
- 営業8.5%
- 経営企画管理部音全般9.7%
- その他
これを見るとIT系に非常に強いことがわかりますね。ベンチャ企業はIT系が多いので大手だけでなくベンチャー企業まで幅広い求人を扱っているということでしょう。
非公開求人が非常に多い
マイナビエージェントでは80%が非公開求人となっており、マイナビエージェントでしか応募できない独占求人もあります。非公開求人の多さはマイナビエージェントが持つ情報の専有性のあかしであり独自の案件をたくさんもっていることを意味します。
サポート力に定評あり
私も過去に利用したマイナビエージェントはサポート力に定評があり、私自身も手厚いサポートを実感した経緯があります。それで一番におすすめしているわけですがその理由の一つに、書類の添削や面接対策をうざいくらいにやってくれる(笑)という点があります。
マイナビエージェントでは「その企業は書類のどこに注目しているか」などを客観的にアドバイスし、通過率向上につなげています。さらに、キャリアアドバイザーが対面や電話で求職者からお話を伺い、書類に書くべき親和性の高いエピソードや企業にとって魅力となるスキルをアドバイス。アピール力のある応募書類の形を、具体的にイメージしやすくしています。(
マイナビエージェント)
とあるようにマイナビエージェント独自の情報力によりこの企業ならどういうことを応募書類に書くべきかなどを的確にアドバイスしてくれます。そのためマイナビエージェントの書類通過率は他と比べても高かった記憶があります。
転職はなんと言っても面接対策につきる
就職でも転職でも面接以外アピールできる場所はそうありません。つまり面接でほぼ決まってしまうわけです。この際面接での身だしなみや基本的な受け答えがまずければアピールする前に落とされてしまうかも知れません。この点マイナビエージェントではキャリアアドバイザーが「各企業を担当している陸リーティングアドバイザー」からの意見も参考にして的確なアドバイスをしてくれます。
マイナビエージェントではそのような対策によって面接通過率を大幅に向上させているとういことです。結果内定につながるわけですね。私もこの裏情報(おそらくリクルーティングアドバイザーからの情報)により1社内定したことがあります。(そこに入社しました)
マイナビエージェントの「リクルーティングアドバイザー」は企業への営業を行う担当です。リクルーティングアドバイザーはおそらく企業経営者や役員などと接しどういう人材が好まれるのかなどの通常知りえない情報を知りうる立場なのでしょう。そういった情報が求職者にもらえるのがマイナビエージェントをおすすめする最大の理由です。
DODAデューダ
DODAデューダの最大の特徴は転職エージェントと転職サイトを併せ持っているところです。
試しに転職サイト(同じページにあります。)のほうで検索してみるとこんな数字が。
なんと64,690件もの求人が表示されました。
咥えて転職エージェントとしての機能も持ち合わせています。
転職ノウハウや情報のサポートが豊富
DODAデューダのページを見てみるとわかりますが転職ノウハウなどの情報が非常に豊富です。今現在の年収が妥当かどうかの「年収査定」などもあります。また向いている仕事を調べれるキャリアタイプ診断も利用することが出来ます。
豊富な求人情報(非公開含む)を持つエージェントサービス
非公開求人を含む10万件以上から転職希望者にあった求人を紹介してくれます。
転職エージェントは転職を迷っている方にも専門のキャリア・アドバイザーが相談に乗ってくれるのでまだ迷っている方にもおすすめです。
応募書類の添削・面接サポート
履歴書や職務経歴書の書き方や添削をしてくれます。また企業ごとに内情を知った担当者がアドバイスをしてくれたりもします。
応募書類の提出、面接日程の調整
転職サイトと違って転職エージェントでは書類の提出や面接日程の調整もしてくれるので大変便利です。
条件交渉
内定が出た企業に年収などの条件交渉をしてくれます。
DODAの転職サポートは非常に手厚いので転職がはじめての方も利用しやすくおすすめです。