長所=短所
就職・転職活動の自己分析

自分の長所と短所は同じものの両面でしかない【転職・自己分析】

こんにちは。あなたは生まれてこの方自分の長所や短所について考えたことがありますか?

転職に際し自己分析が必要だと知りいきなり考え始めたかたも多いかもしれません。人間というのは生まれ持った傾向があります。その傾向とはどちらかに偏るというものです。根拠のない自信というものは大概ポジティブなものですが、それは人と関係しない範囲に限定する必要があります。ある一定の人は間違った意味では根拠のない自信を持っているように見えます。例えば嫌味ばかり言ってみんなから嫌われているタイプの人はよくよく観察してみるとみんなから好かれていると思っていたりします。必要もないのに人を傷つけるタイプの人は往々にして単にいろいろなことへの感度が低いだけだったりするのですね。だから嫌味ばかり言って自分が嫌われていると気がつかないということになるのです。普通の感覚ではわからないことです。

しかし一方で根拠のない自信のなさを持っている人もいます。ないものを持っているという表現は理解しがたいかもしれませんが根拠もなく自信を失っているということです。

この根拠のない自信のなさは就職や転職ではマイナスです。あなたは自己分析をするたびに自分に対した長所がないと思い込みアピールできないと思うことでしょう。

自分はバカだし取り柄もない。特に変わったことはやってきていない。アピールできることなんてない、などと。

しかしそれは間違いです。いや間違いではないかもしれませんが、かと言って長所がないわけではないのです。

短所があれば同じだけ長所があります。今日わかっていただきたいのは短所は長所の裏返しでしかないということ。また長所も短所の裏返しであるということです。短所しかないのではなく短所の裏側にある長所が見れていないというだけのことなのです。

転職では良い面を「アピール」する必要がある

あなたが短所の塊であろうとなかろうと、転職では良い面をアピールする必要があります。

短所ばかり並べて、

「自分は採用する価値もない人間です。どうぞ採用を見送って下さい」

なんて言いませんよね。

しかしあなたは「あなたの短所を教えて下さい」と言われた途端押し黙ってしまい、あるいはまた急に暗くなって自分はダメ人間なんだと全身でアピールしているのはではありませんか。

この短所を伝える時に完全に自信がなくなってしまう態度というのは問題があるように思います。就活や転職のようないいところばかりアピールする場であなた見せるマイナスの面は最もリアルに見えるのではないでしょうか。面接官もこのときばかりは嘘を言えまいとじっと観察しているかもしれません。

採用担当者は思っているより人を観察している

人を見る目というのは人のマイナス面を知ってこそ磨かれるのです。

この意味で採用担当者はかなり磨かれた人間観察能力の持ち主であると見なければなりません。何故なら応募者が往々にして嘘ばかりつく、または差し障りのないことしか言わないからです。

日本の学生(転職者も多くは)は特にアグレッシブにせめてリスクを踏む代わりにリターンを得るという行動をしません。だから皆同じようなことしか言わないのです。しかも転職で落ちるようなことは認めないため実際のところ嘘ばかりついているという状況なのです。

例えばあなたはこう言われたらどうしますか?

「我が社は嘘つきだけは採用しません。あなたは嘘をついたことはありますか?」

この質問はパラドックスを含んでいます。まず第一にあなたが嘘をついたことがあると面接官は知っているということ。第二に嘘つきを採用しないというのもある意味嘘であるということ。何故なら嘘をついたことのない人間など存在しないからです。

しかし多くの方は採用しないとまで言われたら嘘をついたことがないと答えるかどうか迷うのではないでしょうか。私なら即答であります!と答えますが。

この嘘をついたことがないと言うかどうか迷っていることは、すなわち嘘を付くかどうか迷っていることになります。何故ならあなたは嘘をついたことがあるからです。結局この質問は嘘つきを逆にあぶり出すことが出来ます。考えた末に「嘘をついたことは一度もありません」などと言ったら嘘つきだと自ら証明することにしかなりません。同時に、迷っている事自体も悪く見れば相手を騙すかどうか迷っているということになるのです。

一方で嘘をついたことがあると言えばその場で不採用を伝える理由になるかもしれません。迷うのも当然ですよね。

つまり応募者は頻繁に嘘をつくような状況にあるということです。それを見て採用担当者はうんざりしています。これほど人間の悪い面を見られる立場もあまりないでしょう。応募者のほとんどは、こう言うべきだこれは言うべきでないなどの事前情報に惑わされ本当のことが見えなくなっているのです。

これに納得できる方は是非次ページ以降も読み進めて下さい。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)