あなたが何かを生み出したりすることが得意なのかそれともものごとを調査・分析してデータを解析するのが得意なのか。
これもまた自分を知るためのひとつの観点です。
クリエイティブな仕事につきたい
こんなことをよく聞きますね。しかし本当にあなたはクリエイティブな仕事につくべきなのでしょうか。あなたは創造的ですか?クリエイティブな能力を求められる環境にいって創造的な才能がなかったらちょっときつくありませんか?
曖昧なイメージでクリエイティブな仕事につきたいと言う前に自分がどのようなタイプかを把握しておくことが大事です。
クリエイティブ(創造的)の対義語は模倣的ですがクリエイティブじゃないからと言って真似ばかりしているわけではないでしょう。人間の特徴としてはクリエイティブの反対が模倣的というのはふさわしくありません。
人間性の観点からいうと創造的なタイプの反対は分析的なタイプだと考えます。無から有を生み出すような人に対してすでにあるものから何かを引き出す人ということですね。それでは具体的に見ていきましょう。
創造的な人の特徴
創造的な人についてどのようなイメージを抱いていますか?
創造的な人はかなり特徴的です。何かを生み出すには相応の特性が必要なようです。新しいものを生み出すにはこだわりが無くてはなりません。新規なものに対するこだわり、想像力へのこだわり、自分のセンスに対するこだわり。
産みの苦しみとも言いますが、新しいものを生み出すまでには様々は否定を経ることでしょう。他人から嘲笑を受けることもあるでしょうし、否定的になったりする自分と戦わなければなりません。それを乗り越えて何かを想像するためにはこだわりが必要なわけですね。
創造的とはいくつかの創造的な人の持つ特性や才能、それへのこだわりがあって成立するものなのだと思います。
非論理的
はたから見るとクリエイティブな人は荒唐無稽で非論理的なように見えます。
彼(彼女)がこうであると思っていることが他の人から見ると突拍子もないように見えることもしばしばです。
非論理性というのは客観性とか関わっていますが、論理的であるというのは多くの人から筋が通っていると認められているだけに過ぎません。例えば数学者が見つけた定理が認められたりする時も分かる人は殆どいないという状態から理解できる人が数人集まって証明されたとすることがあるでしょう。それと同じように別に周りが理解できなかったからと言ってそれが正しくないとは限らないのです。論理的に見えないものが非論理的であるわけではありません。
クリエイティブな人の中では十分に筋が通っているわけですね。しかしはたから見ると非論理的です。
突発的行動
クリエイティブな人間は何か作り上げているものや思いつきに向かって行動しているのです。
興味や感心の対象はほとんど全てそれに向かっています。そのため新しい思いつきのためにそのきっかけとなる思いつきがあったりすると、居ても立ってもいられなくなって突発的行動に出ることがよくあります。
はたから見ると何がしたいのかわけがわかりませんが、当人にとっては最大の関心事が進展したということなのです。
クリエイティブな人はなにかあると周りの人を気にしないで突発的行動にでる傾向があります。
衝動的
クリエイティブな人の関心事は自分が生み出すものや作品です。それに比べたら周りの人や様々な事情などとるに足らないものです。想像するためになにかしたいと思ったら他のすべてをほっぽりだしてそのために行動するでしょう。
それを世間では衝動的と言います。
思ったことをすぐ行動に移してしまうのがクリエイティブな人の傾向です。関心事が限られているためそのための行動をしない理由がないのです。それくらいしかしたいことがないと言っても過言ではありません。
興味の範囲が限定的
クリエイティブな人はこだわりが強いと先程言いました。それは何故かと言うともともと興味範囲が限られているからです。こだわりがあるという言い方も出来ますが、単にそれ以外に興味がないだけだとも言えます。
クリエイティブな人は他の多くの人が感心を払うことに全く興味がなかったりします。限定的な興味もクリエイティブな人の特徴です。
思いつき
常に自分の関心事ばかり考えてるので、それについて何かを思いつくことがよくあります。それこそが想像する過程であり何かを生み出すために必要なことなのです。例えば小説家がストーリー展開出来ずに行き詰まっていたとします。そこに急にあるプロットを思いついたがために物語に筋が通りストーリーが急展開するというようなことです。
思いつきを頻繁にして、自分の創造物や作品に生かしていくのがクリエイティブな人の特徴です。
気づき
気づきは思いつきとは似て非なるものです。
クリエイティブな人がある枠組みを作り上げようとしていた時に、それが寄って経つロジックがナンセンスなものあと後から気づく場合があります。
こんなに難しく考える必要はない!もっとシンプルでいいんだ
というようなことです。思考の枠組みを変えるような気づきをよくするのもクリエイティブな人の特徴です。
深い思考
クリエイティブな人はしばしば深く考え込んだりします。考えながら歩いているとものに全然気が付かずにぶつかってしまうこともあるかもしれません。周りがわからなくなるほど集中して考え込んだりするのも創造的な人の特徴です。
何か新しいものや考えを作り上げる時たいていそのことに夢中になっているので他のことに注意を向けるのを忘れてしまうのです。
ぼーっとしている
時にはぼーっとしていてバカじゃないかと思うかもしれません。しかしクリエイティブなタイプの人は何も考えていないような時でも頭の中では集中して何かについて考えていることはよくあります。
馬鹿と天才は紙一重という言葉もこれに関係があるかもしれません。周りから見たら何もしてないようででもクリエイティブな人にとっては答えを模索している最中かもしれません。
自分を信じる
自分の感心や興味がある分野だけが重要なのがクリエイティブなタイプの人の特徴です。他の人から自分の考えを否定されるようなことは過去に何度も経験してきているはずです。そしてその度に自分が正しいと確認してきたからこそ同じことを続けているのです。
クリエイティブなタイプの人は例え誤解されたり否定されても自分の考えに対する自信を失うことはないでしょう。そういったこだわりこそが継続して創造することを支える力となるのです。