めちゃくちゃ会社辞めたいけど転職怖い…
これってみんな思うことなんですよ。みんな新しいことに踏み切るのは怖いんです。
だからこういう感情が転職ではつきまといます。
転職したいけど転職したくない
この矛盾した感情こそ自然なのです。まあ、かくいう私もそうでしたから間違いありません。
「会社辞めたい」と思っても、何のスキルもないし就活で苦しんだ以上、転職でも苦戦することは目に見えてるから、「先が見えないし会社辞めるのが怖い」という理由で会社辞めないどころか転職活動すら諦める人、結構いると思います。
— ブラック企業戦士 (@tt0y8ntjamxz52m) 2018年11月4日
リクナビNEXT
に登録して、職務経歴書いて震えた…転職できる気がしない、怖い:;(∩´﹏`∩);:
— まやすず (@mayas6_6) 2018年11月4日
転職の何が怖いって環境の全てが変わるから怖い
今年いっぱいで辞めるかぁ?
— ozwald (@ozwald7) 2018年11月4日
転職について漠然と怖いと思っているといつまでも行動に踏み切れなくなります。人間怖いけど前に進むべきだと決めた時は強いですが、なんだか怖いというような得体の知れない恐怖にとらわれているうちは足がすくんでこうどうできないものです。
まずは一体何が怖いのかはっきりさせておきましょう。
転職に対する恐怖はどんなものか
ホメオスタシスという言葉を知っていますでしょうか。ホメオスタシスというのは例えば口内がアルカリ性に保たれている状態で酸性のジュース(レモンジュースなど)を飲んだあとに再びしだいにアルカリ性にもどっていくような恒常性(一定に保つ性質)のことをいいます。
つまり人間というのはある環境に慣れるとそこから出たとしても戻りたくなるように出来ているということです。これは人間の精神にも言えます。
例えば部活が嫌になってやめて新しい部活に入ったけどどうも慣れずにもとも部活のほうが楽しかったなあというようなこと。
これと同じことが転職でも言えるわけです。
今いる環境が変わるのが怖い
どんな人でも新天地に行くのは怖いものなんです。最近サバイバル動画が流行っていますが未開の地で筏を作って海に乗り出すなんて出来ませんよね。出来ないのが普通です。だれだって新しい環境が怖いんです。
転職も同じです。今いる会社に慣れていればそれ以外の環境に行くのは怖いんです。今いる職場がどれほど嫌でも恐怖はありません。
つまり、ここでは次のような図式が出来上がります。
不快<恐怖
どちらもマイナスの感情ですが今の職場の不快感より新しい環境への恐怖が大きくなっています。これが転職の時の一般的な感情だと理解しておきましょう。
失敗するのが怖い
転職は今より良い環境を目指しておこなうものですが必ずしも成功するとは限りません。
「転職したはいいけど、むしろ前の職場よりも人間関係が最悪だった。失敗した。やめておけばよかった。また転職したい」こんな最悪な状況もありえます。
人間リスクの方をより重視する傾向がありますからどうしても失敗したときのことを考えてしまうんですね。しかし転職して失敗するかどうかはやってみないとわかりません。やらないで失敗すると決めつけてはどんなことでも踏み出せませんよ。
現職の職場の人の評判が怖い
転職って残っている人からすると裏切りに近い行為に見えたりします。そのため転職するとなると今まで仲が良かった人にも悪く言われたり嫌われるのではないかと不安になります。ここでやめてしまったら関係ないと言える人って意外と少ないです。今の職場の人に悪く言われないかなと思ってしまうのも転職を踏みとどまる原因です。
しかし、職場の付き合いなんて結局は一時的なものに過ぎませんよ。そうそう長くは続きません。
収入が途絶えるのが怖い
転職というのは会社を辞めることですから必然的に収入がなくなります。今まで安定した収入があったのにいきなり収入がなくなるわけです。これはかなり怖いことですよ。出るものは出ていくのに入るものがぱったりなくなるので餓死するかも知れません。実際には死ぬほどのことはないと思いますがそういう恐怖がついて回るわけですね。
転職で感じる恐怖をまとめると
転職では以上見てきたような恐怖がついて回りますがこれらの恐怖は人間とてより根本的な恐怖につながっている事がわかりました。
それはつぎのようなものです。
- 環境変化への恐怖
- リスクに対する恐怖
- 集団から離れる恐怖
- 飢えに対する恐怖
これを野生動物だと考えてみて下さい。
環境の変化は例えば白熊が雪のない環境に縄張りを移したら人間などに簡単に見つかってしまい殺されてしまいます。また木の実を取るために崖を飛び越えれば失敗して死ぬ可能性があります。群れから離れようとすれば群れにいれば襲わなかった獣に襲われて死ぬかも知れませんし、群れの仲間から攻撃されて死ぬかも知れません。収入がなくなれば食べることができなくなり餓死するかも知れません。
大げさなように見えますが転職の恐怖ってこういう根源的な死の恐怖につながっているんですよね。
だからなかなか踏み切れないんです。
転職では恐怖をよく理解することが必要
このことをよく認識して自分が感じている恐怖は実際には存在しないと理解することが重要です。
実際には貯金さえあれば食いっぱぐれることもありませんし、バイトをするという手もあります。特に収入がなくなってしまう恐怖には「バイトをすれば生きていけるんだ」という気付きは大切ですよ。
大卒だとプライドもあるのはわかりますが退職したら一環の終わりのように思ってしまうとなかなか新しい一歩を踏み出せないです。
仮に会社をやめたとしても同僚や上司は攻撃してきませんし、それ以上に二度と関わることはないですよ。
失敗するのが怖い方はものごとにはなんだって失敗はつきものなのだと認識しましょう。失敗する可能性のないことなんてありませんよ。
失敗するかも知れない…でも今のまま一生過ごすのはごめんだ
こう思うようならそれは転職すべき時でしょう。逆に上記の恐怖について理解しても転職するメリットが感じられない人は転職しないほうがいいのかもしれません。
自分の人生のことですからじっくり考えて悔いのない選択ができるといいですね。