社会人1年目の転職
社会人1年目の転職

社会人1年目の転職-就職は1回では成功しない一度は転職すべき

多くの日本人は高校や大学を卒業し会社に入り、その会社を最後まで勤め上げることが正しいとしてきました。それが終身雇用制度です。終身雇用制度は確かに安定をもたらしました。しかし、窓際族など問題もあります。終身雇用の割に従業員の幸福に企業は無関心で自殺者なども問題になっています。

終身雇用制度って本当に良いものなのか?

多くの人が疑問を持ち始めています。

 

終身雇用制度の崩壊

終身雇用制度でが崩壊しつつあると言われて久しいです。同じ企業に一生務めなければならないという考えは過去のものとなりました。いまでは転職は当たり前になっています。

その理由はデフレ時代の企業のリストラにあります。デフレの時期停滞し続ける景気に企業は耐えられなくなり多くの企業が複数回に渡りリストラを行いました。終身雇用制度を信じて我慢してきたサラリーマンはこのニュースを見て、またリストラに直面し企業への忠誠心を捨てました、しょせん終身雇用制度など幻想に過ぎまえんでした。景気が悪くなったらリストラするなら終身雇用制度という言葉は成り立ちません。

こうして終身雇用制度はすでに形骸化し、それがまだあると信じている人たちがしがみつく幻想になってしまっています。そのうちの一部は終身雇用制度を全うしその企業で勤め上げることも出来るでしょう。しかし残りの人達は人生の途中でリストラに遭い、転職を余儀なくされるばかりか路頭に迷う人も出てくるでしょう。

その原因はもう終身雇用の約束はほぼにされているのに見なかったことにしてゲームを続行した本人にあります。何故見なかったことにするのかと言うと、固定収入がなくなるというのはそれほど恐怖を起こさせるものだからです。

この記事を読んだ皆さんは終身雇用制度などというものはすでにないんだということをしっかりと自覚していただければと思います。

入社後即やりがいのない仕事だと気づいてしまった人の話

転職経験の多さから人から相談されることも多いんですが、以前就職したばかりの新入社員からこんな相談をされたことがります。

「入社したばかりですが毎日コピーとかお茶出しとか単純な仕事ばかりさせられています。このまま働いても身につくのはせいぜいマナーばかりで全然成長がありません。このまま働くべきかすでに悩んでいます。まだ入社5ヶ月目なんですけどね…。システムの会社なんですが先輩社員もやる必要のない仕事ばかりしていてバカじゃないかと思ってしまいます。このまま3年位は務めたほうがいいんでしょうか」

それに対し私は即、辞めたほうがいいよと返しました。

だめな会社は駄目、待っていても絶対に変わりませんよ。意味不明の無駄な仕事を社員にさせている会社というのは現に存在します。まだ入社したばかりで何がわかるのかという話もありますが、じゃあどんな会社も入社後すぐはどうでもいい仕事ばかりさせられるのかと言えばそんな事はありませんよね?

ではそんな時どうすればいいのか。

石の上にも三年いるべきか

石の上にも三年という言葉があります。一度物事を始めたら3年位は続けるべき、その理由は3年続けたらどんなことでもある程度成功すると言われているからです。

この3年は転職のおいては根拠のない枷だと言えます。この迷信にしたがい3年も働いても意味のない会社に努めたら貴重な若い頃の仕事体験を失ってしまいます。それでも個人的には1年くらいは務めないと説得力がないと思いますがそれ以上だらだら務めるのは有害だと思います。

石の上にも三年を真に受けずその前に転職したほうがいいのにはしっかりとした理由があります。間違った考えに囚われていると大事なものを失いかねないのです。

転職は早いほうがいい理由

まず第一に就職して3年たったら第二新卒として採用されるのかという点です。第二新卒は新卒と同じ扱いをされるので新卒とはタメ(同学年)の扱いです。私も経験があり、別に留年でも年が違うことはありますのでなんとも思いませんでしたが、3年だったらどうでしょうか。3つも下の人にタメ語で話されるくらいなら新卒扱いじゃなくていいと思うのではないでしょうか。

しかし日本では新卒から入った人間ははえぬき、途中から入ったに人間は外様という意識がどうしてもあります。それが無用な出世の障碍にならないとも限りません。

したがって就職したばかりで転職するなら第二新卒で入るに越したことはないのです。

転職は若ければ若いほど有利

転職エージェントが20代専用のサイトを作っているのを見れば分かる通り転職市場では若ければ若いほど需要があります。年をとると可塑性もなくモチベーションも低い人が多いからでしょう。若いほど転職がしやすいのは何回か転職をしていればわかりますよ。私も3回転職しましたが若い頃のほうが明らかに需要がある感じがしました。

待遇が良い会社は若いほど就職しやすい

このように需要があることから人気がある待遇も給料もいいような会社は若いときのほうが採用されやすいのは当然です。需要が高いうちにいい会社に入るのがサラリーマンとしては勝ち組なのは否定できないでしょう。20代前半はサラーマンにとっては重要な時期だと言えますね。

日本企業はほぼブラック、1回であたりを引く可能性は低い

言っちゃ悪いですが日本企業ってほとんどブラックなクソ企業ですよ笑

社員を消耗品のようにこきつかいやすい給料しか払わないのはよくあることです。日本がこの長期のデフレに耐えることが出来たのは超法規的なブラック労働にも耐えてしまう日本人の脅威的な忍耐力があったからだとしか思えません。

しかし中には楽でしょうがない。こんな楽な仕事で給料もらっていいのか?という仕事もあります。そういう会社に就職できるかがサラリーマンとしての勝敗を分けるのではないでしょうか。実力主義の会社がいいならブラックでも挑戦すべきですが一般的な高待遇という意味では楽して時間も短くお金も稼げる方がいいに決まっていますよね。つまりブラック度が少なければ少ないほどいいということです。(実力主義を目指す場合は別です)

つまり何が言いたいかと言うと、終身雇用制度も崩れた今一つの会社が外れだったとしたらその会社にこだわる理由はないということです。さらに言えば他と比較してもいないのに今の会社でいいのか判断することも出来ません。

納得して働くためには他の会社もこんなもんだなという諦めか、あるいはこの会社はいい会社だという感覚が必要なんですよね。悪い環境の会社1社しか経験していないと自分だけ最悪の会社に就職してしまったと思いながら働くことになります。世間に出てみたら意外と普通だったということもありえますよね。それがわかればある程度のブラックでも納得して働くようになるのではないでしょうか。

新入社員が入社してすぐに就職や務めている会社にに疑問を持った時ポイントなるのは次の点です。

・1社目で人生を決めてしまうことはない
・若ければ若いほど転職は有利
・石の上にも三年は有害な迷信
・他社との比較のため1回は転職することが人生で必要

つまりどう考えても転職すべきだということです。若い頃に無駄な時間を過ごさないよう積極的に行動しましょう。人生は取り返しが付かないものです。今行動しておけばきっと後悔は少ないはずですよ。転職に失敗した経験自体が会社を選ぶ際の判断材料になります。それをもとに最終的にベターな労働環境の会社に務められればいいのです。1回や2回で諦めないようにしましょう。楽で労働環境の良い会社に努めた人がサラリーマンとしては勝ち組です。

はじめての転職は転職エージェントで

3回の転職で私はすべて転職エージェントを使っています。リクナビNEXTのような転職サイトも1つは登録すべきですが情報量が多すぎるのと自分に興味があるわけでもない会社からもスカウトメールが来るので無駄な時間を過ごすことにもなりかねません。スカウトしておいて書類選考落とすとかふざけてますよね。そのため転職サイトはほどほどにしておいて転職エージェントをメインに活動することをおすすめします。

おすすめの転職エージェント2社

転職エージェントでおすすめなのが次の2社です。マイナビエージェントは20代用があるのでそちらに登録しましょう。

転職エージェントは総合型大手転職エージェントと特化型転職エージェントに分かれる

転職エージェントを選ぶ前にエージェント各社はその強みや特色で大きく2種類に分かれると知っておくべきです。総合型の大手はその名の通りあらゆる分野においてある程度の情報力を持ちます。逆に特化型の転職エージェントは規模は小さいながらある分野に置いては大手に負けない情報量を持つわけです。この違いを理解していないと見当違いの転職エージェントに訪問して無駄な時間を費やすハメになる可能性もありますのでよく理解しておいて下さい。

おすすめの総合型転職エージェント(大手)

 

マイナビエージェントのヘッダー画像

マイナビエージェント

マイナビエージェントは幅広い分野の求人を扱っている大手総合転職エージェントです。

公式サイトによれば業種別求人率(看護師・薬剤師を除く)は、

  • IT・通信系33.6%
  • メーカー系25.7%
  • サービス・マスコミ系8.0%
  • 金融コンサルティング系7.7%
  • 流通・小売・専門店系9.5%
  • 商社系2.5%
  • 不動産・建設系5.8%
  • その他7.1%

となっています。

職種別求人率(看護師・薬剤師を除く)は以下のようになっています。

  • IT・インターネット・通信19.3%
  • 機械・電子、電子・素材8.7%
  • 医薬・医療機器・バイオ9.2%
  • 流通・消費財・アパレル・フード1.3%
  • 不動産・建設2.4%
  • 金融・コンサルティング3.1%
  • クリエイティブ系5.0%
  • 営業8.5%
  • 経営企画管理部音全般9.7%
  • その他

これを見るとIT系に非常に強いことがわかりますね。ベンチャ企業はIT系が多いので大手だけでなくベンチャー企業まで幅広い求人を扱っているということでしょう。

非公開求人が非常に多い

マイナビエージェントでは80%が非公開求人となっており、マイナビエージェントでしか応募できない独占求人もあります。非公開求人の多さはマイナビエージェントが持つ情報の専有性のあかしであり独自の案件をたくさんもっていることを意味します。

サポート力に定評あり

私も過去に利用したマイナビエージェントはサポート力に定評があり、私自身も手厚いサポートを実感した経緯があります。それで一番におすすめしているわけですがその理由の一つに、書類の添削や面接対策をうざいくらいにやってくれる(笑)という点があります。

マイナビエージェントでは「その企業は書類のどこに注目しているか」などを客観的にアドバイスし、通過率向上につなげています。さらに、キャリアアドバイザーが対面や電話で求職者からお話を伺い、書類に書くべき親和性の高いエピソードや企業にとって魅力となるスキルをアドバイス。アピール力のある応募書類の形を、具体的にイメージしやすくしています。(マイナビエージェント

とあるようにマイナビエージェント独自の情報力によりこの企業ならどういうことを応募書類に書くべきかなどを的確にアドバイスしてくれます。そのためマイナビエージェントの書類通過率は他と比べても高かった記憶があります。

転職はなんと言っても面接対策につきる

就職でも転職でも面接以外アピールできる場所はそうありません。つまり面接でほぼ決まってしまうわけです。この際面接での身だしなみや基本的な受け答えがまずければアピールする前に落とされてしまうかも知れません。この点マイナビエージェントではキャリアアドバイザーが「各企業を担当している陸リーティングアドバイザー」からの意見も参考にして的確なアドバイスをしてくれます。

マイナビエージェントではそのような対策によって面接通過率を大幅に向上させているとういことです。結果内定につながるわけですね。私もこの裏情報(おそらくリクルーティングアドバイザーからの情報)により1社内定したことがあります。(そこに入社しました)

マイナビエージェントの「リクルーティングアドバイザー」は企業への営業を行う担当です。リクルーティングアドバイザーはおそらく企業経営者や役員などと接しどういう人材が好まれるのかなどの通常知りえない情報を知りうる立場なのでしょう。そういった情報が求職者にもらえるのがマイナビエージェントをおすすめする最大の理由です。

DODAデューダ

DODAデューダ
DODAデューダの最大の特徴は転職エージェントと転職サイトを併せ持っているところです。

試しに転職サイト(同じページにあります。)のほうで検索してみるとこんな数字が。

DODAデューダの転職サイト検索結果(求人数)

なんと64,690件もの求人が表示されました。

咥えて転職エージェントとしての機能も持ち合わせています。

転職ノウハウや情報のサポートが豊富

DODAデューダのページを見てみるとわかりますが転職ノウハウなどの情報が非常に豊富です。今現在の年収が妥当かどうかの「年収査定」などもあります。また向いている仕事を調べれるキャリアタイプ診断も利用することが出来ます。

豊富な求人情報(非公開含む)を持つエージェントサービス

非公開求人を含む10万件以上から転職希望者にあった求人を紹介してくれます。

転職エージェントは転職を迷っている方にも専門のキャリア・アドバイザーが相談に乗ってくれるのでまだ迷っている方にもおすすめです。

応募書類の添削・面接サポート

履歴書や職務経歴書の書き方や添削をしてくれます。また企業ごとに内情を知った担当者がアドバイスをしてくれたりもします。

応募書類の提出、面接日程の調整

転職サイトと違って転職エージェントでは書類の提出や面接日程の調整もしてくれるので大変便利です。

条件交渉

内定が出た企業に年収などの条件交渉をしてくれます。

働く道管理人

DODAの転職サポートは非常に手厚いので転職がはじめての方も利用しやすくおすすめです。

マイナビエージェントは求人数も非常に多くサポートも丁寧なのでおすすめです。パソナキャリアは事務所を利用できたりサポートの厚さに特に定評があります。パソナキャリアのほうが個人へのサポートは手厚くておすすめですね。転職エージェントは2つくらい登録しておくとちょうどいいです。

転職エージェントに登録して置くと面接が進んできた時にこの会社はこういうスーツを着たほうがいい、この役員はこういう人が好きというような内部情報をもらえることがあります。転職エージェントからすれば採用されないとお金にならないので受かりやすくするのは当然のことなのです。この辺の事情は「転職エージェントが転職に成功しやすい真の理由と不向きな人」に書いています。

転職エージェントは相談しながら応募先を選べるので自己分析が苦手でも最適な仕事を選びやすいです。はじめての転職で要領がわからなくても教えてくれるので登録して使いこなすようにしましょう。すべて無料です。