おすすめの転職先業界とランキング
転職先業界

おすすめの転職先業界ランキング-長期の経済的展望を考える

以前転職におすすめ業界なんてない-しいて言えばポイントはAIとインフレという記事を書いたのですが、経済環境は目まぐるしく変転するもの。今良く立って20年後はわからないという現実について書いたつもりです。

しかしわからないながら経済や社会には傾向というものがあります。そこでその傾向にのっとりこれから就職先として目指すにはどのような業界が良いのか改めて考えてみることにしました。

経済的展望と言っても色々あり、例えば外国人の流入政策や観光政策による訪日外国人消費から恩恵を得られる業界もおすすめだとは言えます。しかしこういった消費は決めて景気の影響を受けやすく、今たまたま世界的に好景気ですが再びリーマンショックのような事件がおきればたちまち外国人観光客は0に近い状態になってしまうでしょう。観光ビジネスというのはそういうものです。したがっていま調子いいからと言ってあくまで政策的に長期化するトレンドなのは確かですが盤石おすすめできる業界とは言えないと私は考えております。

ではどんなことが社会経済の長期的トレンドに影響を与えるのか。それは人々の価値観です。価値観が実際の行動を産み消費を巻き起こすわけです。

つまりこれからおすすめできる業界は人々の価値観に基づいていなければならない。価値観にしたがって消費する先であればそれはニーズがあり続けるということなのです。

働く道管理人

そして私はひとつの価値観が普及しはじめている事に気がついています。

それは何かと言うと経済的超個人主義とも言えるべきものです。超個人主義の超は個人主義を超えるの意味ではなく非常に個人的なという意味です。

どいういうことか。

もはや我々は自分の人生だけよければいいと思っている

我々はもうこの段階に入っていると思います。他人のことなど思いやっている余裕はないのです。あらゆることにそれが現れています。思いつくままに挙げてみましょう。

  • 結婚はしなくてもいい、子供もいらない
  • つらい仕事はしたくない将来はyoutuberになりたい
  • 社会のことなんか興味がない、お金を稼ぐ方法だけ知りたい

このような考えが急速に蔓延していると私は考えています。

結婚しなくてもいい、子供もいらない

生涯未婚率の推移(男女別)(内閣府「生涯未婚率の推移(男女別)」)

平成22年の時点ですでに生涯未婚率の数値は男性で20%に達しています。今は23%程度までなっているそうです。

このままのカーブで上がり続ければいずれ30%、50%と上昇していくに違いありません。つまり少なくとも男性の多くはもう結婚しなくていい、または結婚しない方が良いと思っている可能性があります。その理由の一つが自分の人生だけで精一杯だということでしょう。

嫁はコスパが悪いどころか不倫するだけ家政婦以下、子供も養う余裕もメリットもないという結論になるのも無理がない気がします。世間は出会い系や不倫サイトだらけ。稼がなくていい女性はまだいいですが、つらい思いをして働いた挙げ句浮気されたら溜まったもんじゃありませんよ。(これは主婦が浮気した場合でも主夫が浮気した場合でも同様です。社会に出て稼いでいる方が裏切られるのはつらすぎますよね。)

つらい仕事はしたくない

もう世の中にはブラック企業大賞というものがあるくらいブラック企業というのもがしれわたっていますし、自分がいかにひどい環境で働いていてそこから抜け出すこともできないということは多くに人が実感しています。そんな大人を見てこんなふうになりたくないと子どもたちが思うのも無理はありません。子どもたちはつらい仕事はハナからする気はなく、youtuberになりたい、つらいことは一切しないで楽して生きたいというのが本音のようです。つらい思いをして社会貢献したいなどという考えは少数派になってしまい社会貢献なんてどうでもいい楽してできるだけ稼げる仕事に付きたいというのが長期のトレンドでしょう。

2017年小学生の「将来なりたい職業」ランキング
<男子>
1位:サッカー選手・監督など
2位:野球選手・監督など
3位:医師
4位:ゲーム制作関連
5位:建築士
6位:ユーチューバー
7位:バスケットボール選手・コーチ
8位:大工
8位:警察官・警察関連
10位:科学者・研究者

<女子>
1位:看護師
2位:パティシエール
3位:医師
3位:保育士
5位:ファッション関連(デザイナーなど)
6位:獣医
7位:薬剤師
8位:美容師
9位:教師
10位:漫画家

(出典;日本FP協会

すでに小学生のなりたい職業ランキング上位にはyoutuberが入っていますね。まともじゃないと思います笑

なんとなく女子のランキングに医療業界ばかりが目につくのも気になりますね。

社会に興味がない

実は私もそうなのですが社会に興味がなくなってきました。はっきりいって韓国がどうこうとかどうでもいいです。ニュースに目すら通しません。こういう人は増えていると思います。韓国が何をしようが別に自分の人生に影響を与えませんし今騒いでるニュースもどうせ一過性のものですよ。大した影響はありません。この考えはかなり増加していると思われます。総理大臣も別に安倍だあろうがなんだろうがいい、というのが国民の本音です。改元の話も全く出ませんよ。元号がどうなろうが国民はもうどうでもいいのです。

逆に興味があるのはお金儲けの話です。お金儲けについて書いたブログは称賛されますし稼いでいる人は羨望の眼差しで見られます。もう経団連の会長なんて総計されませんし、ランボルギーニに乗っている人が尊敬されるのです。極めて近視眼的ですがそういう価値観になってきているのは事実だと思います。

働く道管理人

残念なことにこらに傾向が長期のトレンドを作るのです。それではどういう業界が有望なのか。

マネーゲーム化する世界経済、破滅するまでこれはつづく

度重なる金融不祥事と破滅的なマネーゲームの結果、我々は数度に渡り極めて機器的な経済状況におかれてきました。その最たるものがリーマンショックでした。しかし各国政府による量的緩和により世界は危機を抜け出しました。これによりいかなる不道徳な周りを顧みないビジネスを行ったとしても政府から救済されてしまうという悪しき前例ができてしまったような気がします。

そしてリーマンショックのあともすぐに株価は立ち直りNYダウは数倍の高値まで上昇してしまうという経済的奇跡を演じました。

これこそが世界の本質になってしまっています。要するに、お金を増やすことだけが勝ち組になるために必要なすべてのことだと多くの人が気づいてしまったわけです。

このことから何度失敗したとしても人々が金融資産への投資への熱を冷ますことはないでしょう。もっとも長期的に有望なのは証券業界を中心とした金融業界です。

金を稼ぐ方法こそがもっともニーズのある商品

今やyoutubeでもそうですがどうやったらお金を稼げるのかという教材がもっとも価値のある商品になりつつあります。教材や塾によっては平気で20万円することも珍しくないです。

つまりもっとも価値のある商品は金を稼ぐことそのものになりつつあるのです。したがって副業や独立して稼げる仕事やフリーランス、その仕事を仲介する業界などは恩恵を受けるでしょう。転職というよりは独立支援の方が恩恵を受ける可能性高いです。

自分の人生だけ良ければ良い、そのための投資

もはや嫁すらもいらず家政婦のほうがコスパが良いという時代です。人のために稼ぐのなんてまっぴらだという人も多いでしょう。それくらいいなら稼ぐぐだけ稼いで早期リタイヤしたいという人も多いかもしれません。

早期リタイヤするためにはある程度の収入も得る必要があるでしょう。それには安定した収益がある投資商品が一番です。人々の関心は不動産、太陽光発電などの利回りが安定した投資商品に向かうことでしょう。これらの業界は安泰だと言えます。

自分だけで精一杯、親の面倒などみれない人が増加

目をつぶりたい話ですが自分だけ自分だけという価値観の中で親の面倒を見る人が減ることは避けて通れません。もちろんお金がなければするしかないわけですがお金のある人は介護なんてしないですぐに施設に入れようとするでしょう。親の世代もそれをわかっていて資金をためているかもしれません。

そのため、今後長期に渡って介護業界は安泰だと思われます。安泰どころか人手が足らなくなるでしょう。雇用は極めて安定的だと思います。

また先程ちらっと出ましたが嫁はいらない、コスパが悪いということですので家政婦や家事代行サービスも有望だと思われます。

これらの価値観をまとめてランキングすると次のようになります。

おすすめの業界ランキング

★★★★★ 金融業界

景気の波に翻弄される業界ですが見通しは極めて良好だと思います。

もはやマネーゲームから逃れることはできません。いわゆるラットレースから抜け出してお金に余裕ができた人は一足とびにお金持ちになろうとして金融業界へ目を向けるでしょう。

もはや早く稼いだものがちの様相を呈しています。金融業界(特に銀行でははなく証券業界)がもっとも有望な業界だと思われます。銀行ではなくというのがポイントです。直接金融は有望ですが間接金融はオワコンに近いです。

2★★★★ 不動産業界・太陽光発電など固定資産への投資

次に有望なのは安定的な利回りを得られる投資先です。

働くことと家賃収入を得ることで得られるお金はどっちからだろうと同じだということはもう誰でも分かる話であり、できるだけ早くこの腐ったサラリーマン人生から足を洗いたいと思えば安定した収益が得られる固定資産へ目を向けるのが当然です。現に私の知人がすでに利回り1%程度でしかない太陽光発電に投資したという話を先日聞いてしまいました。

3★★★★ フリーランス・個人事業主など独立支援

もはや企業に務めていても搾取されるのみと気づいている人は多いです。これからはできるだけフリーで稼ぎげるようになりたいと思う人も多いでしょう。そのため、独立してビジネスをするための情報教材や塾、そういった仕事を紹介するサービスなども有望です。付随する個人事業主へ経理などを提供するサービスも安泰だと言えるでしょう。

4★★★ アウトソーシング・代行

家事代行サービスなどのアウトソーシングも今後拡大していくビジネスです。はっきり言って嫁はいらないという傾向は今後拡大していくに決まっており、そのかわりにあぶれた専業主婦になりたかった人たちが家政婦になるわけです。残酷ですがこれは現実だと思います。専業主婦なんてよく考えたらいらないと思います。スーパーもネットで買い物できる時代ですし便利な家電も出てきて主婦(主夫)という存在を肯定するのは難しくなってきています。

よって家事一般の代行サービスは今後どんどん拡大していくものと思われます。極めて安定的な業界だと言えるでしょう。

5★★★ 介護業界

最も安定していると思われるのは介護業界です。もう人生において介護を受け入れられる人は少なくなってきていますし親子の絆も昔ほど強くもありません。さらに親を支えなければならないという社会的圧力も昔に比べ弱まっている気がします。昔だったら「まだ家で介護できるくらいの人を施設に入れるなんて…(鬼)」みたいなことを言われかねませんでしたが、今後は「しょうがないよね…」「普通だよね…」という風になっていくと思われます。

いわば一番やりたくない仕事のアウトソーシングなので長期に渡って需要は非常に強いと思われます。

働く道管理人

いかがでしたでしょうか。これが人間の価値観から見た今後の経済的社会的トレンドとおすすめの業界です。ランキングを見れば楽に稼ぐ人が集まるところと、嫌なことを押し付けられる人というふうに別れていくのがわかるでしょう。どちらの属したのとしても需要は強く安定的だという結論は変わりません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)